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橋下氏慰安婦発言、米軍風俗利用推奨発言にみる本音と建て前。さらにその先にあるもの。

読了までの目安時間:約 5分

日本維新の会代表、橋下氏の発言がここ数日間、マスコミをにぎわせてますね。

従軍慰安婦容認発言から、米軍はもっと風俗を活用すべし、との発言まで、橋下節炸裂でしたが、今までの橋下氏の強気の発言と同様に、この問題は解決しそうにないですね。

その原因はいったい何なのか、小職なりに検証してみました。

 

従軍慰安婦問題に対する国際世論と国内のギャップの軽視。

従軍慰安婦は悪いことだ!という道徳的な常識がある中、橋下氏はそれを真っ向から肯定しました。ただ、注意すべき点は、橋下氏は、従軍慰安婦が「強制連行された女性たち」という前提条件についてあまりにも軽く扱ってしまったことです。その後橋下氏は何度も釈明をしていましたが、そもそも、従軍慰安婦が強制連行されたということ自体、日本国内と海外では見解に相違があるので、慎重に対応をするところ、安易に従軍慰安婦は強制連行じゃないことを前提に話してしまったことが大きなミスだと思われます。

従軍慰安婦は、「風俗」と同じなんだという認識の下、安易に風俗なんだから使うことの何がいけないんだ、「風俗」=「従軍慰安婦」は必要なんだという単純な議論にすり替えてしまったところが、問題点を大きくした1つだと思われます。

 

風俗肯定論の本音と建て前の垣根を取っ払うリスク。

話は従軍慰安婦から米軍兵士の性的欲求への話とかわり、米兵は犯罪を犯すくらいなら、風俗を積極的に活用した方がいいとの話へ移ります。

従軍慰安婦の問題と完全に切り離し、風俗の利用について考えた場合、この発言については、肯定する人が多いと思います。ただし、「本音では」という条件付きです。

現在日本でも世界中でも数多くの性的サービスがあります。これは紛れもない事実です。その中には合法のものもあれば、違法なものもあります。ただ、厳然たる事実として需要はあるんです。橋下氏のいうとおり、犯罪を犯すぐらいなら、さっさと風俗店にいって、自分の意志で風俗店に勤務する女性との間で性的処理を済ませればいいんです。ただ、ここで大きな問題があります。風俗は、必要なものというのが世の中一般の「本音」ですが、対外的な「建て前」では風俗はいけないものだという常識(=建て前)が存在するんです。

常識(建て前)を取っ払って「本音」を言うとき、当然社会からは批判されます。たとえその本音が正しいとわかっていてもです。常識という建前はそれだけ強力なものなんです。

この本音と建前のリスクをきちんと認識をせず、正しいんだから本音を言ってもいいんだ!と考えて発言をしたことが、橋下氏の2つ目の大きなミスジャッジだと思います。

特に政治の世界はお互いの足の引っ張り合いです。相手にウィークポイントがあればそこを攻めて相手のネガティブキャンペーンをするのは常套手段です。そんな政界の中にいるにも関わらず、自分が米軍への風俗利用推奨発言をした結果どうなるかを予測できなかったのは、政治家として致命的だと思います。

 

まとめ

大分長くなってしまいましたが、まとめますと、発言の内容もさることながら、自分が今回の発言をした結果、どういった影響があるのかをきちんと読み切れなかった橋下氏は政治家としては不適任と言わざるを得ません。

アベノミクスを見てわかる通り、政治家は責任ある立場が上がればあがるほど、ちょっとした発言が社会や経済に与える影響が計り知れません。それをきちんと予測しコントロールできない人間は、政治家にはふさわしくないと思います。そういった意味では、不適切発言で退任ばかりしていた民主党の元大臣連中と同じレベルではないでしょうか。

強気な発言と相手を完膚なきまでに叩きのめす話術で周りを自分のペースに巻き込んでいた橋下氏。本件もうまく収束させることができるのか、今後の動向が気になるところです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130519-00000538-san-soci

 

犬猫の殺処分を行政が拒否できるようになったが、まてよ?

読了までの目安時間:約 2分

こんな記事を目にしました。(ヤフーニュースより)

殺処分数減へ売れ残り犬猫を拒否 京都市が業者対策。

今年9月から施行される改正動物愛護管理法で、犬猫の引き取りを自治体が拒否できるようになった。市は4年前に策定した動物愛護行動計画を基に、ペットの終生飼育を徹底する施策を進めており、法改正を機に一層の殺処分削減を目指す。

 

今まで、自治体は任意で説得をして殺処分を買主に思いとどまってもらっていたそうですが、今後は悪質な人に対しては、その殺処分の受け入れの拒否ができるとのこと。

中にはペットショップが「売れ残り」を処分するために持ち込んでいたケースもあったそうですが、そのような人からの申請を拒否できるのは、一歩前進ですね。

ただ、ここでさらに一歩深く考えてみると、では受け入れ拒否した犬猫はどこにいくのでしょう?

捨てられるか、それこそなんでも屋さんみたいな、アングラな処理業者に流れるのではないか少々危惧してしまいます。

そもそも、欧米では「ペットショップ」なるもの自体ない国もあり(そういう国は公共施設で保護しているペットを貰い受けるそうです)、「ペットはペットショップで買うもの」という飼い主のマインドと、社会の仕組みを変えないことには、なかなか根本的な解決にはならない気がします。

野良猫の避妊治療で、殺処分対象の個体数は減ってきているようですが、まだまだ根本的な解決には程遠い気がします。

 

 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130501-00000005-kyt-l26

 

 

 

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